対話型鑑賞で育む「思考の種」第2回:3つの魔法の問いかけ 〜VTSの基本メソッド紹介〜
- 公開日
- 2026/07/01
- 更新日
- 2026/07/01
校長より
対話型鑑賞とは
1980 年代にニューヨーク近代美術館の美術館教育部講師アメリア・アレナスが開発し、世界中で実践されている教育プログラムです。私が38歳、とある小学校で勤務をしていたとき、美術教師としての専門性を高めたいと、筑波大学の芸術学群に留学をさせていただきました。そのとき、研究したのが「対話型鑑賞」でした。作品についての情報や解釈を専門家や教師が一方的に伝えるのではなく、鑑賞者自身の思いを尊重し、グループでの対話を通して作品を味わっていく鑑賞法。それがVTS(ビジュアル・シンキング・ストラテジーズ)です。
進行役(ファシリテーターと言います)が鑑賞者(子供たち)にする質問は基本的に下記の 3 つです。
1. この絵の中で、どんなことがおこっていますか?
2.あなたは、何を見てそう言っているのですか?
3.他に何か見つかりましたか?
この3つの魔法の問いかけで、鑑賞者の気づきを引き出していきます。