今日は、なんだか、朝から学校中がいいにおい。

その秘密が、分かったのは、エプロンを着けた5年生が、お椀を持って職員室に来てくれた瞬間でした。

「ぼくたちがつくったみそ汁です。どうぞ。」

聞くと、自分たちで、一からにぼしでだしをとり、味噌をといてつくったとのこと。

学校中に広がっていた、いい香りは、だしのにおいだったのです。

わかめ、なめこ、とうふ、ネギ。

なめらかなわかめと、とうふに、なめこがまたよく合い、ネギをいれることで、彩りと風味が一段と増していました。

鍋で炊いたごはんは、炊飯器で炊くときとは違い、水加減と火加減がとても難しいのです。

「少しやわらかくなっちゃった。」

「鍋の中ってこうなっているんだね。」

「ぶくぶくしてきたよ。」

ガラス製の鍋の中のお米を、みんなで頭を寄せ合って覗いているようすが、とてもほほえましかったです。

自分たちでつくった、ごはんとみそ汁が、世界一美味しいことでしょう。

ぜひ、今日学んだことを生かして、お家の方にもつくってみてくださいね。

いつも、当たり前のように、美味しいご飯を出してくれる、お家の方にも、改めて感謝の気持ちをもちましたね。