チーム守中コラム〜ながめ,見方
- 公開日
- 2022/10/07
- 更新日
- 2022/10/07
お知らせ
先日,放課後に校舎内の見回りをしている際,ふっと誰もいない教室が目に入り,寂しさを感じました。やはり学校は生徒の楽しげな声が飛び交う場所なのだと感じました。同時に,3階から見える景色・・・普段歩いている道や建物を高いところから見ると,普段とは違う印象を受けました。また,今まで富士山が見えていた方向に新校舎が建設中で,少し残念な思いになりましたが,当然のことながら,新校舎からはまたきれいな富士山が見られるんだなあ等と,思っているうちに,深い哲学思考に入りました。
よく,物事を進めたり,研究等をする際に,「視点を変えてみる」という言葉を使います。同じ思考で物事を見るだけではなく,広い視野で多面的に捉えることが大切である・・・なんだか窓越しに見えた景色が,私に教えてくれたような感じになりました。
するともう一つ,頭に引っ掛かりました。「ん?景色?風景?校舎の窓越しに見えるのはどっち?」と哲学思考になり,調べてみました。
景色を調べてみると,「観賞の対象としての自然界の眺め」とありました。例として, 「電車から見える景色」とあるので,校舎窓越しから見えるのは景色かな,と思いましたが,風景を調べると,「目に映る広い範囲の眺め。ある場面の情景。ありさま」となっていました。となると,やはり風景なのかなあとも思ったりします。風景と景色の違い
は若干のニュアンスの違いがあるようです。「景」という漢字が光を表していて,その光の感じ方にもよるようです。また,風景が視覚的な意味合いが強いのに対し,景色はやや精神的な意味合いも含まれているそうです。そう考えると,私を深い哲学思考に導いたという点では,「景色」なのかもしれません。