チーム守中コラム〜言葉あれこれ
- 公開日
- 2022/06/27
- 更新日
- 2022/06/27
お知らせ
私の大好きなドラマの一つ,阿部寛さん主演の「結婚できない男」。最近は,「まだ結婚できない男」と,続編が放送されました。私は両作が大好きで,未だに録画したものを定期的に観ています。随分前に前作を観ていて,阿部寛さん演じる偏屈な主人公が,相手役の人にお好み焼き屋さんでうんちくを傾けるシーンがありました。ん?「うんちく」ってなんだ?と私の頭の中は,うんちくという言葉で一杯になったので,頭をすっきりさせるために調べてみたことがありました。
「うんちく」とは,ある分野について蓄えた知識のことだそうです。その知識についてとうとうと語ることを「うんちくを傾ける」というのだそうです。 元々は学者などが長い研究で蓄えた知識のことを指していたそうですが,そのうち雑学と同じ意味で使われることも多くなったそうです。
調べた当時,「すっきりした!」と思いきや,よほど私の頭は知的好奇心に枯渇していたのか,「雑学」という言葉から,「トリビア」という言葉を連想しました。昔のテレビ番組に「トリビアの泉」という番組があり,よく観ていました。さっそく,調べてみました。
「トリビア」とは,「くだらないこと,些細なこと,雑学的な知識,豆知識」のことを言うそうです。諸説があるそうですが,ラテン語由来で, 「三叉路」3 (トリ) + 「道 」(ビア) を意味し,古代ローマ都市で三叉路が多かったことから,「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を言うようになり,そこから,くだらないことや些細なことを指すようになった説があるそうです。なるほど!とスッキリすることができました。
人間が使っている言語とは,当然歴史があり,その語源を知ることは,「トリビア」,「うんちくを傾ける」ことかもしれませんが,私の知的好奇心は,調べていた十数分という時間で,十分満たされたことを覚えています。言語の奥深さと人類の歴史に感謝しました。皆さんも是非,ん?と思った言葉を調べてみてください。新たな発見や新鮮な刺激を得ることができると思います。