学校日記

チーム守中コラム〜体育祭

公開日
2023/10/03
更新日
2023/10/03

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 私にとっての体育祭の思い出は、自分が児童生徒であったときのそれよりも、教員として児童生徒とともに練習に励んだ時のものの方が遙かに鮮明且つ感動的に心に刻まれています。

 特に守谷中での体育祭は・・・と振り返っていると、「棒倒し」、と「組み体操」が何よりも先に頭に広がりました。

 棒倒しは、最近は危険であるということから行われなくなりましたが、当時は、生徒が燃える団体種目。なんとかして棒の先端にある小旗を奪取しようと、生徒は日々練習に励んでいました。10年目の体育祭、担任していた3年1組は、僅差で負けてしまいました。微妙な判定に、多くの生徒が審判をしていた先生に詰め寄ることとなってしまい、私は大声で、「いいんだ!判定に従って爽やかな顔をしろ」と皆を鎮めました。私の涙を見て、生徒は姿勢を正し、相手に対し、「ありがとうございました」と深く礼をしました。私は、そんな生徒の態度にいたく感動しました。

 組み体操も、今では危険なので行っていませんが、当時は参観されている方に勇姿を見せようと生徒は日々頑張っていました。3年生の5段ピラミッドで、一番下の生徒が欠席し、私が代わりに入りました。5段ピラミッドの総重量は相当なもの。「うお〜!」と大声を出しながら、いつ崩れてもおかしくない自分に気合いを入れていたのがいい思い出です。
 
 体育祭実行委員長が、練習の際に全校生徒にこんな話をしていました。「このグラウンドには、今までの体育祭の感動が詰まっています」と。少し秋風が涼しさを越し、冷やっとする朝、グラウンドを見ながら、新たな感動を入れてくださいねとつぶやきました。