チーム守中コラム〜ドリル
- 公開日
- 2023/04/21
- 更新日
- 2023/04/21
お知らせ
生活の中で、幾つかの数字を即座に足し合わせたりする、いわゆる暗算。私は、群を抜いて速いということはないものの、結構スムーズに頭の中で計算することができます。暗算の操作を頭の中でしている際、時折、「数字を扱うことに抵抗がないのは、小学校の時のドリルのおかげだよなぁ〜」と思ってしまいます。
昔からある、あの長細い冊子、計算ドリルと漢字ドリル。小学生の頃、面倒くさがりだった私にも、当然のように科されていました。毎日コツコツ仕上げ、先生に確認してもらえばいいものを、かなりの量を溜め込んでしまいました。担任の、優しくも厳しい先生は、「明日までに必ずやってきなさい!」と、私を一喝しました。漢字はそこそこ毎日こなしていましたが、溜め込んでいた計算ドリルの量は、底知れないものでした。
普段ならとっくに寝ている時間に、布団に潜りながらドリルに取り組み、外が明るくなってきた頃まで頑張って、なんとか仕上げることができました。その取組の中で、数字が頭の中をぐるぐると回りましたが、同時に計算のスキルが私の脳裏に焼き付いたような感覚になったのを今でも覚えています。
学習で用いられる「ドリル」という言葉の意味は、技能を定着させたり、その正確性、速さを高めたりするための反復練習のことです。私にとっては、ドリルとの向き合いが、ほろ苦くも貴重な経験だったと思います。やはり、繰り返し、反復するということは、スキル向上には重要だと思います。