学校日記

チーム守中コラム〜故事成語

公開日
2023/02/21
更新日
2023/02/21

お知らせ

 3年前からのコロナ禍もそうですが、私たちの社会は、年々変化しています。よく、「不易と流行」という言葉を耳にしますが、「変えるもの、変えないもの」をしっかりと見定める必要があります。同時に、先人の業績や研究、昔ながらのいいものについては、大切にしていきたいなぁと思っています。そんなことを考えていたら、ふっと、「温故知新」という故事成語が頭に浮かびました。

 故事成語とは、昔の中国で起こった出来事から生まれた教訓のことです。現在でも日常で使われている言葉が多く、時として行動を起こす際の指標になることもあります。
 
 温故知新とは、昔のことを調べることで新しい知識を見付け出すという意味の故事成語です。子曰く、「故きを温ねて新しきを知る、以て師と為るべし」と記されており、読み方は、し いわく、「ふるきを たずねて あたらしきを しる、もって しと なるべし」と。
「温」は「あたためて」と読まれることもありますが、普通は「たずねて」と読み、「再び学ぶ」「再び研究する」という意味になります。先人が行った業績や研究をしっかりと読み学べば、そこから新しい考え方やものの見方を得ることができる・・・この精神が、学問の基本だと思います。