チーム守中コラム 〜数学
- 公開日
- 2022/04/13
- 更新日
- 2022/04/13
お知らせ
昔から,「数学なんて勉強しても,大人になって役に立たないだろうから」と訴える生徒がいます。チーム守中にはいないと信じていますが(笑),実際はどうなのでしょうか。私は,「とても役に立つ」と思っています。簡単なことから考えてみると,・預貯金の金利の計算・三桁の計算を素早くするにはどうする?・セールの時の◯◯%offってどうやって計算するの?・距離と時間の関係は?・お金の貸し借りで発生する損はどれくらい?・宝くじの当たる確率ってどう計算したらいいの? などなど,身近に計算というものはたくさんあります。しかし,私は,数字,計算よりも,「数学的な考え方」が,大人になって社会で生活する際にとても役に立つと思います。例えば四則計算の引き算。「A−B=C」を例に考えてみましょう。A−B=Cの意味は,AからBを引くと,Cが残る,という意味ですが,考え方を変えると,AはBとCからできている,AからCを引くとBになる,BとCを合わせるとAからCになる,といろいろな捉え方,見方ができます。これは,生活の中での活動で生かされているはずです。応用すると,消去法としての活用にも結び付きます。また,苦手な人が多い「証明」は,合致する条件を見いだし,説明する操作です。これは社会に出たときにたくさん要求されるものです。生徒の皆さん,「数学的な考え方」を哲学してみてください。哲学?…哲学に関しては,新3年生の皆さんは2年生の国語で学習しました。1・2年の生徒は辞書で調べてみてください。