チームけやき台きらめきコラム〜共生社会
- 公開日
- 2021/09/06
- 更新日
- 2021/09/06
お知らせ
東京2020パラリンピックが閉幕しました。今大会のテーマの一つが「多様性と調和」です。そして,今大会のレガシー(遺産)として次回のパリ大会に引き継がれることが期待されているのは,障がいの有無にかかわらず,誰もが尊重し合い,それぞれの可能性を信じ発揮できる「共生社会」の実現だそうです。
私は,すべての競技を観戦することはできませんでしたが,時間の許す限り競技者を応援すべく,観戦しました。それぞれの競技で頑張っている選手を見て,感動し,称賛の気持ちで一杯になりました。
人はそれぞれ個性をもって生きています。「あれ?自分と違う」という,それぞれの個性を感じる感覚は,時に自己を認識する上である意味大切なのかもしれませんが,その気持ちが差別を起こしたり,多様性を認めることへの妨げになってはいけないと思います。個人的に,これからも共生社会実現への学びを深めていきたいと思っています。
私は,『「共生社会」の実現』という文言を見て,「ああ,そうだ,まだまだ実現していないんだ」と感じました。人を人として尊重し,互いに助け合い,心を寄せ合い,思いやりの心をもって生きていくためには,まだまだこの現代社会には,あらゆるところで「見えない段差」があり,残念に思っています。
守谷市で毎年児童生徒が話合いをするフォーラム,「きらめきフォーラム」。設立当初は,「守谷いじめ防止フォーラム」でした。いじめをなくそう,いじめゼロを目指そうという,当初の目標・願いは今も根底にしっかりと根付いていますが,いじめ防止以外の,あらゆる問題に対して児童生徒がしっかりと向き合い,真剣に話合いができるようにと,名称を「きらめきフォーラム」と変えました。
最近は,コロナ禍でフォーラム開催ができない状態ですが,私は将来的に「心のバリアフリー」=「見えない段差」をなくす社会,というテーマで,児童生徒が熱く語る機会があればと願っています。「人は皆平等」という,言葉だけではなく,心底相手を尊敬し,思いやる気持ちを社会全体が共有できれば,笑顔がさらに溢れ,人に優しい社会になるはずです。