チーム守中コラム〜感動の卒業式
- 公開日
- 2024/03/08
- 更新日
- 2024/03/08
お知らせ
3校時に、体育館で3年生は、最後の卒業式練習と学年集会を行いました。「最後の練習、頑張っているかなぁ〜?」と、校長室で思いを馳せながら仕事をしていたら、突然3年生の女子2人が、血相を変えて校長室のドアを叩きました。
「校長先生〜!!!体育館の天井が壊れて落ちてきました〜!!」と。「な、な、な、なに〜!?」と、すぐさま教頭先生に声を掛け、生徒2人と体育館へ。「どんな感じなの?けがとかは?」と話ながら向かっていると、「大変なんです、急ぎましょう!」と。
体育館に着いて、天井を見上げようとしたら、「校長先生の入場です。」のアナウンスが。まさに「カオス(混沌)」の頭の中。拍手と共に壇上に。私にとっては、まさに最大級のサプライズ、青天の霹靂でした。
「これから校長先生の卒業式を行います。」と、司会の生徒が発声し、式がスタート。
賞状とメッセージ入りのアルバムをいただきました。
賞状は、なんと書道に長けた生徒のオール手書き。どう見ても印刷にしか見えない、美しい文面。素晴らしい賞状です。
(賞状の文面)
あなたは三十三年間という長きにわたり教師としての毎日を最後まで頑張りました。日頃から生徒や職員、地域の方々との関わりを絶やさず明るい笑顔とユーモア溢れる言葉ですべての人に元気を与え続けました。そして多くの生徒の未来を創り上げました。その感謝の意を表すると共に教師人生を終える校長先生へこの卒業証書を送ります。
令和6年3月8日 守谷市立守谷中学校 校長先生を愛する第63回卒業生一同
私にはもったいない言葉が並んだ、美しい賞状。さらに各クラスからメッセージ入りの一人一人の笑顔写真アルバムをいただき、感無量。人生でマイクを前にこんなに感極まったことはありませんでした。
退場の際は、笑いが。生徒が作ってくれたアーチが小さく、しゃがみながら退場した私は、既に筋肉痛の予兆が。心地よい疲れ、ホッコリした心・・・3年生に大きな大きなプレゼントをいただきました。
余談ではありますが、振り返ると、教頭先生に声を掛けたのにもかかわらず、教頭先生が来なかった段階で、サプライズの匂いを感じなかった私。皆さんにやられてしまいました。皆さん、ありがとう!