チーム守中コラム〜伝聞:情報への構え
- 公開日
- 2024/02/19
- 更新日
- 2024/02/19
お知らせ
昔から、テレビのバラエティー番組やクイズ番組で見かける伝言ゲーム。なかなか正確に伝わらず、数人を経て全く違うニュアンスに変わってしまい笑いが起きます。このニュアンスの違い、画面越しやレクリエーションなら楽しいものですが、こと現実に起こると、多くの人が疑念をもったり、ありもしないことで傷付いたりしてしまいます。
日常では、伝言ゲームではなく、伝聞、噂として我々の周りに存在します。「百聞は一見にしかず」といいますが、大人でもついつい聞き得た内容を真に受け、イメージを膨らませてしまうことが多々あります。
この現代の教育において、大切なのが「情報リテラシー」。情報リテラシーとは、社会に多く存在する情報を、適切に理解・活用する能力のことを指します。ネットニュースを開いてみると、さまざまな出来事に関する記事が溢れていて、それに対する読者の反応も見ることができます。強い憤りや嘆きを含む反応は、時として心を暗くしてしまいます。
「情報」の土台である「伝聞」。発信する側も、受け取る側も、きちんとした倫理観や思いやりをもっていることが大切だと思います。人は元来、「知りたい、なるほど」といったトリビア的思考が大好きです。上手に情報と向き合うことが温かい社会を作ることに繋がると思います。