チーム守中コラム〜竹
- 公開日
- 2023/05/02
- 更新日
- 2023/05/02
お知らせ
先日、竹林に花が咲いたというニュースを目にしました。竹の花はとても珍しく、昔から、見た人が少なく半ば都市伝説的に扱われることもあります。
私が子供の頃は、竹が花を咲かすのは50年に一度あるかないかで、栄養状態が悪く、最後の手段として花を咲かすので、開花後は、竹林が枯れてしまうと言われていたと思います。文献を調べてみると、現在は60〜120年周期で花を咲かせるようだと言われています。珍しいからか、あるいは枯れてしまう竹林もあることから、不吉なものとして取り上げられることが多いですが、当の竹にとっては、子孫を残す手段。竹は通常、地下茎で増えますが、環境の変化等で花を咲かすようです。
竹は、節があり、大きく成長することから、子の成長の例えとして取り上げられることも多く、私も、「節目」という話をする際に、例として使います。地下茎の伸びは、時折人の生活圏を壊すほど強いものです。また、加工品として、人の生活にも密着している竹。実に不思議な植物です。