【つぶやく・ろうち】時の記念日
- 公開日
- 2023/06/10
- 更新日
- 2023/06/11
お知らせ
6月10日は、「時の記念日」と定められているそうです。
これは、671年4月25日に天智天皇が「漏刻」と呼ばれる水時計を建造し、はじめて太鼓や鐘の音によって時刻を人々に知らせたという「日本書紀」の言い伝えに基づいていて、「時の記念日」は、その日を現在の太陽暦に換算すると6月10日であったため同日に定められたそうです。
そんな「時の記念日」のはじまりは、1920年にまでさかのぼるそうです。
大正期にあたる当時は社会生活の近代化が推進されていた時代であり、時間厳守や時間の節約による効率性向上などが謳われたようです。
そのような中で、政官界において有力なメンバーであった人々によって「生活改善同盟会」が組織され、日常生活を合理的にしようという提唱がされ、その提唱を受けて「時の記念日」が制定されたのがはじまりと言われているそうです。
「時の記念日」には、「時間の大切さを知り、時間を守る意識を国民に広くもってもらう」という意味があるとのこと、これは、先述した大正期の時代背景が関係し、「時間を守り、時間割りに則って行動し、時間を節約することによって効率性を向上する」ということが重視されていたため、「時の記念日」には、時間の大切さを広めるという意味があるのですね。
ところで、どんなに努力をしても、お金を出しても、頼んでも、一度無くしてしまったら、元に戻らない物の一つに「時間」があるのではないでしょうか。
だからこそ、「時間」「その瞬間」「一瞬一瞬」が大切などだと改めて考えさせられた「時の記念日」となりました。
そして、「時間はつくるもの」と教えてくださった恩師の言葉を深くかみしめた「時の記念日」ともなりました・・・。