学校日記

雷記念日

公開日
2022/06/26
更新日
2022/06/26

お知らせ

6月26日は雷記念日です。

930年(延長8年)のこの日(旧暦)、平安京の清涼殿に落雷があり、大納言の藤原清貫が亡くなったそうです。
これは、平安京では長い間日照りが続き、公卿たちが清涼殿に集まり雨乞いを行っていた時の出来事だったそうです。

そして、この落雷は政治的な策略によって京の都から太宰府に左遷され、そこで亡くなった菅原道真の祟りであると信じられ、道真の学者としての名誉を回復したそうです。
また、これにより菅原道真は雷の神「天神」と同一視されるようになり、「天神=学問の神」として菅原道真が祀られるきっかけとなった日とのことです。


さて、これからの季節は、急な落雷にも気をつけなくてはいけません。

気象庁によると、雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、落雷が差し迫っていて、以下のことを念頭に速やかに安全な場所へ避難することが、雷から身を守るために有効だそうです。

○雷に遭遇した場合は安全な空間へ避難
 雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちるそうです。近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。グランドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や尾根などの高いところなどでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
 鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。

○安全な空間に避難できない場合の対応
 近くに安全な空間が無い場合は、電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところに退避します。高い木の近くは危険ですから、最低でも木の全ての幹、枝、葉から2m以上は離れてください。姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。
 なお、保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりしていると、地面に接触している身体の部分に、しびれ、痛み、ヤケドが発生し、ときには歩けなくなることがあります。

「安心・安全」が一番ですね。